中国に批判的な論調で知られる香港メディア「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏が香港国家安全維持法違反の罪に問われた裁判が始まりました。
香港メディア「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏は、香港民主派の重鎮として知られ、中国共産党に批判的な論調でしたが、2021年、無許可のデモを計画した罪で実刑判決を受けるなどし、これまでに1000日以上拘束されています。
18日に始まった裁判で黎氏は、外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたなどとして香港国家安全維持法違反の罪に問われています。裁判をめぐって、香港の最高裁が、イギリスの弁護士に弁護を依頼したいとする黎氏の申請を認める判断を下していましたが、中国がこの決定を覆す解釈を示しました。
香港国家安全維持法は、最高で終身刑を科すと規定されていて、黎氏に厳罰が科せられる可能性もあります。
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