【動画】南部へ避難するガザ住民ら=ロイター
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃してから、14日で1週間。報復攻撃を強めるイスラエル軍は13日、ハマスが立てこもるガザ地区の人口の半分に当たる110万人の住民に退避を要求した。現地は大混乱になっている。
泣いている人、怒っている人、絶望してその場で伏せている人……。退避要求の対象となったガザ市のキリスト教会。ここで働くタウフィク・アマシュさん（37）は朝日新聞の電話取材に「私たちは、ただ絶望の中にいる。どうすればいいのか」と声を落とす。
空爆を避けるため、自宅から避難した約20人が教会敷地内の聖堂に集まっているという。「小さな子どもや体の不自由な人たちもいる。『南に避難しろ』と言われても、具体的にどこに逃げればいいのか。ついて来られない家族を置いていくことはできない。みんなパニックになっている」とアマシュさん。「これまでの空爆で多くの人がすでに家族をなくしている。教会の中は泣き声と怒鳴り声が繰り返されている」と話した。
地上侵攻「ハマス排除には避けられない」
カタールの衛星テレビ局アル…
からの記事と詳細 ( ガザ住民「みんなパニック」 24時間内の退避要求は侵攻の始まりか ... - 朝日新聞デジタル )
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