ＪＲ石北線の運転再開を受け、たまねぎなどの農産物を運ぶ通称「たまねぎ列車」も２１日夜から今シーズンの運行が始まり、午後７時すぎに最初の列車が北見駅を出発しました。
北見市やその周辺は、全国のたまねぎの生産量のおよそ２割を占める日本一の生産地で、毎年８月中旬から４月中旬にかけて北見と旭川の間で臨時の貨物列車通称「たまねぎ列車」が運行しています。
石北線の運休の影響で当初は今月１６日に予定していた今シーズンの運行開始が延期されていましたが、２１日の運転再開を受けて「たまねぎ列車」も予定より５日遅れて２１日夜から今シーズンの運行を始めることになりました。
運行を前にＪＲ貨物の北見駅では午前１０時すぎから、２台のフォークリフトがたまねぎなどの農作物が入ったコンテナを次々と貨車に載せていました。
そして午後７時すぎ、旭川行きの今シーズン最初の「たまねぎ列車」が北見駅を出発しました。
ＪＲ貨物によりますと、「たまねぎ列車」は１日１往復運行し、来年４月中旬までにおよそ２０万トンのたまねぎを輸送する予定だということです。
ＪＲ貨物北海道支社北見営業所の越智彰所長は「お盆とその前後の運休だったため影響は少なかった。生産量日本一のたまねぎを全国にしっかりと届けていきたい」と話していました。
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