宮城県がん対策推進協議会は、第3期県がん対策推進計画(2018~23年度)の最終評価を取りまとめた。目標値を超えさえすればいい従来の評価が甘過ぎるとして、全国順位などを加味した新しい手法で評価を実施。分野別目標79項目の評価結果は、5段階で最高の「A」が31項目から1項目に大幅に減った。
計画の全体目標である「がんによる75歳未満の年齢調整死亡率(人口10万人当たり)が68・0%以下」は、目標値を達成したため従来手法ではA評価だった。
一方、新しい評価手法では「全国平均を上回る」「都道府県順位が上昇」の追加条件をどちらも満たさないことからC評価となった。
同様に再評価した分野別目標79項目の結果はグラフの通り。従来評価ではA評価が最も多かったが、新評価ではD評価が最多となった。評価結果は評価手法の変更により、45項目で下がり、32項目で変化がなく、2項目で上がった。
唯一、A評価を保ったのは乳がん検診の精密検査受診率。13年度の97・8%から19年度に98・1%に上昇。95%以上の目標値を超えて全国平均も上回り、都道府県順位も1位だった。
7月31日に県庁であった会合では、委員から「以前より、はるかに納得感がある。こうした計画を進める上では厳しい自己評価が大切だ」との声が上がった。第4期計画(24~29年度)の構成なども話し合った。
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