不正会計や米原発子会社の巨額損失を発端に迷走した東芝を巡り、投資ファンドの日本産業パートナーズなどはTOB(株式公開買い付け)を実施中だ。上場廃止の方向となった名門企業の行方について、東海東京調査センターの石野雅彦シニアアナリストに聞いた。
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上場廃止後は、現在の東芝を生かす形にするのかどうか、それとも強みである電力制御に使う「パワー半導体」を分けていくのかどうかといった課題が出てくる。
東芝は創業から時間がたち、経年劣化や綻(ほころ)びが激しく、手直しが必要だ。それを非上場の間にどうやって魅力的にしていくかが重要になる。非公開化は始まりであって、ゴールではない。
日本産業パートナーズ陣営による東芝へのTOB(株式公開買い付け)は成立するだろう。現在の魅力はパワー半導体などに限られるが、この値段(1株4620円)であればTOBに応募する投資家は多いのではないか。(聞き手 今仲信博)
東芝だけじゃない 大手企業の非公開化が増加、経営立て直しに集中
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