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Wednesday, June 14, 2023

新品種やまがた紅王本格販売へ収穫始まる 山形 寒河江NHK ... - nhk.or.jp

ことしから本格的な販売が始まるさくらんぼの新品種「やまがた紅王」の収穫が山形県寒河江市で始まりました。

山形県が開発した新品種の「やまがた紅王」は、実の大きさが直径3センチ前後と500円硬貨ほどの大きさがある国内最大級のさくらんぼで、糖度が20度以上と甘く、酸味が少ないのが特徴です。

寒河江市にある土田繁春さんの農園では、あわせておよそ1ヘクタールの畑の中で18本のやまがた紅王を栽培していていて、12日から収穫が始まりました。

土田さんは大きく育ったやまがた紅王の実の色づきを確認しながら、一つ一つ手作業で丁寧にもいでかごに入れていました。

このあと、大きさや色づきごとに選別し、専用の箱やパックに詰めていきました。

ことしは3月末から4月にかけて一部で霜の影響を受けたものの実の数は十分にあり順調に生育しているということです。

土田さんは「新品種のため栽培技術が確立されておらず、県などの協力を得ながら手探りの栽培だった。自分で食べてみておいしかったので、まだまだ数は少ないが皆さんに食べてもらいたい」と話していました。

やまがた紅王の収穫は来週がピークで主に山形県内や首都圏に出荷されるということです。

やまがた紅王は実の大きさが2.5センチ以上で、赤い部分が実の半分以上を占めるものだけが販売できますが、このうち、大きさが3.1センチ以上で、赤い部分が80%以上のものは最上級規格の「やまがた紅王プレミアム」として販売することができます。

県はこの最上級規格のさくらんぼの実を詰める専用の化粧箱を作りました。

化粧箱に使用されたのは希少な県産木材の「きり」です。

きりだんすにも使われるような木目がまっすぐな部分で製作し、高級感を出しました。

さらに、きりは箱の中の湿度を一定に保つことができるため傷みにくいという特徴があります。

箱の中に入れる緩衝材も工夫しました。

さくらんぼの軸を収める溝をあけることで、3センチ以上ある大きな実をきれいに並べることができます。

県園芸大国推進課の明石秀也さんは「ブランド価値を高めるためこの箱を準備しました。県内外の方に送っていただきやまがた紅王という品種を広めてもらいたい」と話していました。

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