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Friday, June 2, 2023

藤井聡太竜王、あとは王座のみ…今秋にも史上初の八冠制覇の可能性 - 読売新聞オンライン

 将棋の第81期名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第5局が5月31日から長野県高山村で行われ、1日夜、挑戦者の藤井聡太竜王(20)(王位、叡王、棋王、王将、棋聖)が渡辺明名人(39)に94手で勝利し、シリーズ4勝1敗で名人を獲得した。藤井竜王は20歳10か月で、1983年に21歳2か月で名人を獲得した谷川浩司十七世名人(61)の最年少記録を約40年ぶりに更新するとともに、羽生善治九段(52)以来2人目となる七冠制覇を成し遂げた。渡辺名人は19年ぶりに無冠となった。

 対局後、藤井竜王は「最年少名人については特に意識していなかったが、一歩ずつ(順位戦を)上ってくることのできたうれしさはある。重みのあるタイトルだと思うので、それにふさわしい将棋を指さなければ」と話した。

 将棋界には八つのタイトルがあるが、名人獲得により、藤井竜王が手にしていないタイトルは王座のみとなった。藤井竜王は現在、永瀬拓矢王座(30)への挑戦を目指して王座戦挑戦者決定トーナメントの2回戦に進出している。このまま勝ち続ければ今秋にも、史上初の八冠制覇の可能性がある。

 藤井竜王は2016年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ入りすると、デビュー戦から最多の29連勝を記録した。20年に17歳11か月で初タイトルとなる棋聖を獲得。21年には最高位の竜王を獲得するなど順調にタイトルを積み重ね、今年3月には20歳8か月で最年少六冠となった。先月28日に防衛した叡王まで、14度のタイトル戦を全て制していた。

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