日産の南アフリカ法人のラインナップの中に、「NP200」というピックアップトラックがありますが、このクルマは、あの“サニトラ”の後継機だといいます。どのようなクルマなのでしょうか。
南アフリカには“サニトラ”の後継機があった?
日産は、南アフリカ市場でも様々なクルマを展開していますが、「マグナイト」や「キャシュカイ」、「パトロール」など、そのほとんどは日本では展開されない海外専売車種です。
そんな日産の南アフリカ法人のラインナップの中に、「NP200」という小型のピックアップトラックがあります。このクルマは、あの“サニトラ”の後継車だといいます。
NP200は、2008年に登場した2ドア・2人乗りの小型ピックアップトラック。ルノー傘下の自動車メーカーであるダチア「ロガンピックアップ」のOEM車です。
ボディサイズは、全長4499mm×全幅1735mm×全高1554mmと、日本で販売されているクルマで言えば、ボディタイプは異なりますが、トヨタ「カローラ」くらいのサイズ感です。
エクステリアは、ほとんどロガンピックアップのままですが、Vモーショングリルが備わり、きちんと日産車であることを主張しています。
またアクセサリーで、ブルバーやルーフレールなども設定されており、SUVのような雰囲気をもたせることも可能です。
インテリアはいたってシンプルで、どこか懐かしい雰囲気に仕上がっています。
パワートレインには、最高出力87馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは5速MTのみです。
価格は21万2500ランド(約154万円)からです。
そんなNP200ですが、同じく日産の南アフリカ法人から2008年まで販売されていた「1400バッキー」というクルマの後継機に当たります。
1400バッキーとは、日本では1970年代前半から展開される2代目「サニートラック」の南アフリカ仕様車です。
つまり、サニートラックの実質後継機として、OEM車とはなりますが、NP200が存在するのです。
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2008年と意外と最近まで存在したサニートラック(バッキー1400)。国外では、ほかにも40年以上も大きく姿を変えない「コルトL300」や、インドで人気のミニバン「イーコ」など、国内で展開されている最新モデルと比較するとかなり古く見えるクルマが、今でも現行モデルとして活躍しています。
アジア市場では必ずしも全く新しいクルマへと進化するのではなく、信頼性や整備性の観点から、変化の少ないクルマにも大きな需要があるのかもしれません。
からの記事と詳細 ( “サニトラ”の後継機!? MTのみの“ちょっと”レトロ顔! 日産「NP200」がアンダー160万円で南アに展開中! - くるまのニュース )
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