余人をもって代え難い――。最高の部類の褒め言葉だろう。でも、8回目ともなれば? 公明党・山口那津男代表(70)の8期14年目の代表生活が始まる。この夏、続投か退任かで揺れた。あらゆる思いをのみ込み、苦境の党を背負う。
「難局を乗り越えていくため、党の結束の要として、これまでの蓄積した経験をリーダーシップのなかに込めて役割を果たしていきたい」
代表選の告示が2日後に迫った9月13日、山口氏は定例記者会見で立候補すると表明した。立候補といっても公明では、この瞬間に山口体制の継続が事実上決まったことを意味する。
「9月13日」は公明にとって特別な日だ。党創立者の池田大作・創価学会名誉会長(94)が「大衆とともに」の立党精神につながる考えを示した日。そこから丸60年。山口氏はこの日に進退を表明すると決めていたことを打ち明け、続けた。「立候補するか、あるいは後進にバトンタッチするか。いろいろな選択肢があり、熟慮を重ねてきた」
山口氏は野党に転落した直後の2009年9月に代表に就任。党の「顔」として8度の国政選挙に臨み、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄の3氏の自民党総裁とともに連立政権を支え、ときに渡り合ってきた。
13年におよぶ山口体制は安定感をもたらす半面、人事の硬直化を招いて組織活性化の妨げにもなっているとの不満が高まった。
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