ライブパフォーマンス中に腕を上げることが多いので、その妨げにならないようお願いしました。トモさんのシグネチャーであるフリルがついたスカートは、飛び跳ねることができるよう着脱式になっています。私のパフォーマンスに対する愛を感じました。たくさんの思いとストーリーが詰まったとても大切な一着です。
── ステージで着用した感想は?
やっぱり自分が気に入っている服を着ていると、表情やパフォーマンスが違うようです。自覚はしていないんですが、わかりやすく表に出ているみたいです(笑)。
── ご自身のファッションにおけるこだわりはありますか?
私はボディコンシャスな服が好きなんですが、「女は女らしく」みたいな考えは苦手ですね。肉体やエロスへの興味から、ボディコンを好むようになりました。
── 体づくりに関しても意識を高く持っていますよね。
エロスは肉体よりもっと深いところにあると思っていますが、体はその入り口。だから体や健康には気をつけていますし、勉強もずっとしています。ベジタリアン、ヴィーガンやオートファジー、いろんなことを試してきました。ボディコンの服を着ると、自分の今の体の状態がリマインドされる。よい状態のときは、やっぱり体のラインを見せたくなります。自分が大事にしているものに対し、努力する過程も楽しみたいと思っています。
── 今日の撮影ではまた違ったスタイルを見せていただきました。
フェンディ(FENDI)とヴェルサーチェ(VERSACE)が互いのシグネチャーを融合させたコレクションはいちばん普段着ている服に近いですね。私のテーマカラーがゴールドなんです。『アルケミスト』という小説に登場する錬金術師が、主人公の少年に「金とはあらゆる金属が成長した最終形態。世の中に変わってほしいのであれば自分が成長しなければいけない」ということを伝えるシーンに感銘を受けてから、その教えをリマインドするためによく金を身につけています。
からの記事と詳細 ( Awichが描くクイーンダムの始まり──「“こうあるべき”と言われてきた人々のために」 - VOGUE JAPAN )
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