日本銀行は１１日、４月の地域経済報告（さくらリポート）を公表した。全国９地域のうち８地域で景気判断を前回１月から引き下げた。中国地方のみ据え置いた。
コロナ禍からの持ち直しの動きについて、北海道や北陸など４地域が「一服している」としたほか、関東甲信越も「弱い動きがみられる」と指摘した。四国は「下押しの影響がみられる」、九州・沖縄は「持ち直しのペースが鈍化している」と表現した。
日銀は各地の総括判断を、「持ち直し方向だが、感染症の再拡大のほか、一部の供給制約の影響があった」と分析している。
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