派遣会社に登録して働く「登録制バイト」では、初めての勤務期間が1日だけという働き方が最も多いことが分かった。2012年施行の改正労働者派遣法でごく短い期間だけ働く日雇い派遣は原則禁止されているが、一部の業務や対象者は例外的に認められており、いまだ需要が大きい働き方であることがうかがえる。
求人情報サービスなどを手掛けるエン・ジャパンは今年3月、登録制バイトに関するインターネット調査を実施(有効回答数2014)。約半数にあたる48%が登録制バイトをしたことがあると答えた。初めて応募した際の職種を聞くと「軽作業」(39%)が最も多く、それ以降は「事務・オフィスワーク」(13%)、「接客・販売」(12%)、「製造・ラインスタッフ」(12%)が横並びだった。
初めて登録制バイトに応募した際の勤務期間は「1日のみ」が36%、10日以内の「単発」が26%、「1カ月以内」が5%で、1日~1カ月以内という回答が合計で過半数に達した。
同法では雇用期間が30日以内の日雇い派遣が原則禁止。しかし、ソフトウェア開発や機械設計などの政令で定めた業務では例外的に認められている。また、60歳以上、雇用保険の適応を受けない学生、生業収入が500万円以上で副業として従事する人、世帯収入が500万円以上で主たる生計者ではない人は日雇い派遣が認められている。
登録制バイトをした感想では、89%が「よかったと思う」と回答した。「日給即日払いだったので、仕組みとしても分かりやすく、ちょっとした生活費の足しになって助かったから」(28歳女性)、「仕事したいときにすぐできるのと、さまざまな仕事が経験できるのでよかった」(37歳女性)などと評価する声が上がった。
その一方で「その都度環境が変わるので、環境の変化に弱い自分には合わない」(38歳女性)、「期限があるのでまた次を探さないといけない」(48歳女性)などと登録制バイトの仕組みが合わなかったという意見や、「単純作業ばかりで辛い」(25歳男性)と派遣先の仕事で苦労したとのコメントもあった。
からの記事と詳細 ( 登録制バイト「1日のみ」が最多 単純作業多い、環境の変化が苦手…不満も - SankeiBiz )
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