新型コロナウイルスワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種に向けて、今週から医療機関などへのワクチンの配送が始まり、早ければ今月中にも接種が始まる見通しです。
5歳から11歳の子どもへのワクチン接種は、21日正式に公的な接種に位置づけられ、今週から医療機関や自治体にワクチンが配送されます。
5月にかけておよそ1200万回分が全国に配送される計画で、早い地域では今月中にも接種が始まる見通しです。
子どもの接種は12歳以上を対象にしたワクチンに比べると、1回に接種する有効成分の量は3分の1で、3週間の間隔で2回接種を受けます。
オミクロン株に対する有効性のデータが十分でないことなどから、接種は現時点では12歳以上のように接種を受けるよう努めなければならないとする「努力義務」とはなっていません。
また接種には保護者の同意が必要で、厚生労働省は有効性や安全性のデータを踏まえて子どもと保護者が十分に話し合い、かかりつけの医師とも相談して判断するよう呼びかけています。
呼吸器などに基礎疾患がある子どもは重症化リスクが高いことから接種を受けてほしいとしています。
接種方法は学校での集団接種は推奨せず、自治体による集団接種か小児科のクリニックなどでの個別接種とする方針です。
医師や接種を受ける子どもをサポートするスタッフなどを確保するのが難しい自治体も出てくると懸念されることから、希望する子どもや保護者が接種を受けやすい体制をどう確保していくかが課題です。
からの記事と詳細 ( 子どもへのワクチン接種へ 今週から医療機関などへ配送始まる - NHK NEWS WEB )
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