兵庫県北部の香美町では、厳しい寒さが続くなか、昔ながらの方法でみその仕込み作業が盛んに行われています。
香美町香住区の山あいにある10世帯が暮らす米地(めじ)地区では、以前は家庭で作られていた昔ながらのみそを手作りして販売しています。
寒さが厳しさを増すこの時期は、雑菌が繁殖しにくくみその仕込みに適していると言われていて、加工場では住民の女性4人がみその仕込みに追われていました。
女性たちは、大きな専用の鍋でゆであがった大豆の粗熱をとったあと、こうじと塩を手で素早く混ぜ合わせていました。
そして、機械ですりつぶしたあと、大きなたるに空気が入らないよう手で押さえながら詰めていました。
仕込んだみそは、貯蔵庫で1年4か月ほど熟成させると完成する予定で、県内の大豆を使っていることや素朴な風味が味わえることから、地元の学校給食にも使われているということです。
米地協業組合の八木頼子 副組合長は「作り手が高齢化し人数も減り、いつまで続けられるか不安もありますが『おふくろの味だ。これ以外は食べられない』と言ってくれる人もいるので頑張って仕込んでいます。ぜひ多くの人に味わってほしいです」と話していました。
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