鹿児島県発祥のぽんかんを、収穫後に1か月以上貯蔵することで甘みを引き出した「薩州薩摩」の出荷が始まりました。
「薩州薩摩」は、鹿児島県発祥の「薩州ぽんかん」のうち、甘みを引き出したり果汁を濃縮させたりするため収穫後に1か月以上貯蔵し、糖度12度などの基準を超えたもののことで、いちき串木野市などで生産されています。
21日から今シーズンの出荷が始まり、いちき串木野市の市来神社では生産者などおよそ20人が参加して、消費拡大を祈願する神事が行われました。
生産者の代表などが、箱詰めされた「薩州薩摩」や玉串を神社に奉納したあと、トラックに積み込まれて出発し、22日、鹿児島市の中央卸売市場で初競りにかけられ、県内や大阪などへ届けられるということです。
薩州ぽんかんは、豊作の年と不作の年が交互に訪れるのが特徴で、不作の年にあたることしの出荷量は、去年より2割少ないおよそ20トンになる見通しですが、秋によく晴れたおかげで品質は例年どおりに仕上がったということです。
JAさつま日置果樹部会薩州ぽんかん代表の松島吉郎さんは「新型コロナの影響で果実の売れ行きが鈍いという話を聞いていますので、少しでも薩州ぽんかんを認識してもらい消費者においしく食べてもらいたいと思います」と話しています。
からの記事と詳細 ( 貯蔵で甘いぽんかん「薩州薩摩」出荷始まる|NHK 鹿児島県のニュース - NHK NEWS WEB )
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