「令和元(2019)年 国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子供がいる世帯において、およそ約8割が核家族世帯となっている昨今の日本。高齢者のみの世帯も珍しくありませんが、高齢者のみの世帯は日本にどれくらいの割合で存在するのでしょうか? 【画像:ランキング47位~1位を見る】 今回は日本の全世帯に対する、高齢者(65歳以上)のみの世帯の割合が多い都道府県ランキングをお届けします。 ※各順位の( )内の数値は、65歳以上のみの世帯の割合を示します (出典:厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」)
●第3位:長崎県(34.1%)
第3位は長崎県でした。65歳以上のみの世帯の割合は34.1%です。 長崎県は2019年時点で「高齢化率(人口に対する65歳以上の割合)」が32%を突破しており、高齢者が比較的多いエリアとなっています。また同県の長崎市は、市町村別の転出超過数(日本人)が2年連続でワースト1位(2018年、2019年)となるなど人の流出が激しく、高齢者の増加と若者の流出が、3位という順位に大きな影響を与えていることが予想されます。
●第2位:高知県(35.3%)
第2位は高知県でした。65歳以上のみの世帯の割合は35.3%です。 高知県は人口に占める高齢者の割合が多い県です。2020年国勢調査結果によると高齢者のみの世帯は年々増加しており、地域内の支え合いが最も必要とされる県の1つでもあります。地域の魅力を発信し若者の転入者数を増やすことが、同県の課題といえそうです。
●第1位:山口県(36.2%)
第1位は山口県でした。65歳以上のみの世帯の割合は36.2%です。 2019年の推計人口によれば、山口県の高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は34.3%となっており、これは全国3位の値となっています。同県は全国に比べ、高齢化が10年早く進んでいると言われており、高齢化対策が急がれる地域でもあります。
ねとらぼ調査隊
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