漂着した大量の軽石の撤去工事始まる 沖縄本島北部・辺土名漁港
沖縄県内の海岸に大量の軽石が漂着している問題で、本島北部の漁港では軽石の撤去工事が始まりました。
大量の軽石で覆いつくされている沖縄本島北部の辺土名漁港では午前１０時頃から、業者による撤去工事が始まりました。これ以上、軽石が入りこまないよう汚濁防止フェンスを設置したうえで岸壁から重機で軽石をすくいあげています。
沖縄県は同様の被害を受けている他の漁港でも撤去作業を始めるほか、沖合を漂流している軽石を汚濁防止フェンスで囲い込み回収する方法も検討しています。
一方、沖縄本島と離島を結ぶ生活の足、一部のフェリーも全便運休となっています。
久高小中学校スクールカウンセラー
「（運休の）情報も見たんですけど、まだ載っていなくて。学校側と相談をしますけど、（船は）出なかったんだ」
久高海運 事務員
「毎日商店が運ぶ荷物も、船が止まることによって運べない。病院もいつ通えるか分からない。診療所の先生も大変だと思います」
久高島フェリーの運航再開の見通しは立っておらず、漁業のみならず、観光や島々の日常生活にまで軽石の影響が広がっています。
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