また、手持ちのイヤホンを取り付けることで完全ワイヤレス化するアダプターにも第2世代モデルを同時発表。「RMCE-TW2完全ワイヤレス・セキュアフィット・アダプター(第2世代)」として、9月17日に発売する。こちらは税込24,970円前後での実売が予想される。なお、両製品とも9月8日から予約受付を開始する。
製品名のとおり、同社にとって初の完全ワイヤレスイヤホンとなった「AONIC 215」の第2世代モデル。イヤホン本体は従来の「SE215」と同じもので、これにMMCX対応のワイヤレスモジュールを装着することで、完全ワイヤレス化した。Bluetooth内蔵アンプではなく、独自設計の外付けアンプを搭載するため、パワフルでクリーンな音を実現するという。
今回のモデルでは、新たにIPX4防滴性能を装備。汗や水などの影響を受けず、ランニングや激しい動きでもイヤホンが外れることなく使用できるとアピールしている。
また、カスタマイズ可能なハードウェアEQ機能も新搭載。複数のプリセットから選択、もしくは独自のカスタムEQを作成し、無料のiOS/Androidアプリ「ShurePlus PLAY」を使用して音質を好みに合わせて設定できるようになった。
この設定は、パラメトリックEQを採用することで、通常のグラフィックイコライザーよりも細かく設定可能。また、アプリで設定したEQ値をイヤホン(ワイヤレスアダプター)本体に送信して保存・適用するため、例えば音楽ストリーミングサービスなど、ShurePlus PLAYアプリを通さない外部プラットフォームでもEQ値が有効な状態で音楽を楽しめる。なお、ハードウェアEQは発売後のアップデートで対応する。
ワイヤレスアダプター部に物理ボタンを備え、音楽の再生/停止や曲送り、音量調整などの各種操作が可能。今回、このボタン操作に割り当てる機能をアプリから任意に変更できるようになった。左右それぞれ3種類ずつ、合計で最大6種類の操作を割り当てることができる。
引き続き搭載する外音取り込み機能のオン/オフや、スマートフォン側の音声アシスタントの呼び出しなども割り当てることが可能。
外音取り込み機能はアプリから効果のレベルを調整することもできる。また、音楽再生を停止すると自動で外音取り込みがオンになる「PausePlus機能」も新たに装備した。
通話機能も強化し、ステレオコールに新対応。左右各2基ずつ計4基のビームフォーミングマイクを搭載し、新たに両耳から通話できるようになった。また、左右どちらかだけを装着して通話することもできる。加えて、上記の物理ボタン操作に通話のミュートを割り当てることもできる。
アプリには、音声ガイドをカスタマイズできる「ShureTones」も新搭載。使用言語、音量の設定、一部をオフにすることなどができる。
そのほか、イヤホン/ワイヤレスアダプター本体は自動電源オン機能にも新たに対応。イヤホンをケースから取り出すと自動で電源がオンになるようになった。
Bluetooth機能は前モデルと同等で、Bluetooth 5.0を採用。コーデックはSBC/AAC/aptXに対応している。バッテリーは本体が最大8時間再生可能で、付属キャリングケースから3回のフル充電が可能なため、合わせて最大32時間使用できる。また、15分の充電で約1時間再生可能な急速充電にも対応している。
イヤホン本体との着脱端子には引き続きMMCXを採用。SE215以外のイヤホンでもMMCX端子採用モデルを接続してワイヤレス化することができる。
Bluetooth内蔵アンプではなく独自設計のヘッドホンアンプを搭載する点も継続。そのほか、ノイズキャンセリング機能は搭載しないが、高遮音設計によって周囲の騒音を最大37dB遮断するため、どこでも臨場感あふれる最高のリスニング体験を楽しめるとアピールしている。
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