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Thursday, July 1, 2021

米国株、ダウ続伸で始まる 雇用統計控え上値は重い - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸して始まり、午前9時50分現在は前日比61ドル46セント高の3万4563ドル97セントで推移している。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が連日で過去最高値を更新し、市場の先高観につながっている。新たな四半期が始まり、新規の投資資金が流入するとの期待も相場を支えている。ただ、2日発表の6月の米雇用統計を見極めたい投資家も多く、上値は重い。

朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は36万4000件と前の週から5万1000件減り、市場予想(39万件)を下回った。2日の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比で70万人前後増えると予想されている。米株市場では、雇用統計が予想以上に強い内容となり、米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)の前倒し観測が強まることを警戒する声もある。

米原油先物相場の上昇を受け、石油のシェブロンが高い。航空機のボーイングや化学のダウなどの景気敏感株も買われている。一方、朝方に四半期決算を発表したドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが大幅安。ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルにも利益確定売りが出ている。

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