新型コロナワクチンの職域接種が京都府内の大学でも始まり、学生や教職員を対象に接種が進められています。
京都市右京区の京都先端科学大学では、２２日から学生や教職員などを対象にワクチンの接種が始まりました。
大学のホールに設けられた会場には、リハビリ施設などでの実習を予定している健康医療学部の学生、１００人余りが訪れ、受け付けや医師の問診を済ませたあと、接種を受けていました。
大学では、医師や看護師の資格を持つ教員を中心に、平日におよそ１００人ずつ接種していく計画で、およそ４５００人いる学生や教職員のうち、希望する人への接種を９月ごろまでに済ませたいとしています。
また、国からの依頼を受け、これから留学を予定しているほかの大学の学生への接種も行うことにしています。
３年生の女子学生は、「早く接種できてよかったです。ワクチンを打ったからといって全く感染しなくなるわけではないので、基本的な感染症対策はしっかりとしていきたい」と話していました。
職域接種を担当する健康医療学部の渡邊能行 学部長は、「若い学生に接種を受けてもらうことで、秋以降には対面形式の授業を中心に変えていきたい。安全面に留意しながら接種を進めたい」と話していました。
大学を会場としたワクチンの職域接種は、京都府内では京都大学や立命館大学、同志社大学など複数の大学が実施する方針を示していて、来月以降、本格的に始まる見通しです。
【関西大学 ワクチン接種の学生に商品券】。
学生へのワクチン接種を進めようと、関西大学は接種を済ませた学生に地元の商店街で使える５００円分の商品券を配る取り組みを始めています。
関西大学は２１日から大阪・吹田市のキャンパスで「職域接種」を始めていて、接種率を高めようと、ワクチンを受けた学生に５００円分の商品券を配っています。
２２日は学生６０人余りが接種を済ませ、その場で商品券を受け取っていました。
商品券は１回目の接種を受けた学生全員に手渡され、地元の商店街で使うことができるということです。
大学によりますと、学生およそ３万人に接種を希望するか、アンケートを行ったところ、これまでに回答した学生のうち９割が接種を希望すると答えましたが、まだ、半数の学生が回答していないということです。
大学では様子をみたいという学生が多いのではないかとみていて、接種への関心を高めてもらおうと今回の取り組みを始めたということです。
大学はことし９月までにすべての希望者への接種を終え、対面授業の全面再開を目指したいとしています。
関西大学の高岡淳 総務局長は、「接種は任意なので学生の判断になりますが、大学としては通常授業に戻れるよう接種率が上がることを期待したい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 京都先端科学大学で職域接種始まる 関西大学では学生に商品券｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
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