静岡まつり実行委は十七日、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止した「静岡まつり」を、今年は例年より規模を縮小して開催すると発表した。期間は四月二〜四日。感染防止策を徹底した上で、例年の半分程度となる四十万人の参加を見込む。
開催時間は、二日は午後一〜八時。三、四日は午前十時〜午後八時と、例年午後九時までだったのをそれぞれ短縮する。
会場には消毒専用のスタッフを配置。駿府城公園や青葉通り（ともに葵区）を巡回し、来場者に定期的にアルコール消毒を促す。関係者の体調管理も義務付ける。
参加者が市内を練り歩く目玉行事の「大御所花見行列」は中止する。駿府城公園の会場でステージ演出のみとする。大御所（徳川家康）役には、中止した前回時に決定していたいずれも俳優の加藤諒さん（葵区出身）と前川泰之さんが務める。
久保田隆・実行委員長によると、開催の決め手の一つは、二月に入り市内の感染状況が落ち着いたことだという。「昨年は中止したところ、『静岡まつりがないと春が来ない』という声が寄せられた。今年はやる方向で考えようと動いてきた。温かいイベントにしたい」と語った。
静岡まつりは徳川家康が駿府の地で家臣を連れて花見をした故事にちなみ、一九五七年に始まった。二〇一九年の第六十三回は約百万人が訪れた。（問）静岡まつり実行委事務局＝０５４（２２１）０１８２ （谷口武）
関連キーワード
からの記事と詳細 ( 静岡まつり縮小し開催 花見行列中止、公園舞台のみ - 中日新聞 )
https://ift.tt/3pwgtfe
No comments:
Post a Comment