2024年パリ五輪に仲間入りすることが決まったブレイクダンス。ディスクジョッキー(DJ)が即興で流すヒップホップ調の音楽に合わせて交互に踊り、どちらが良かったか対戦形式で争う。
愛称で呼び合い、交互にダンスを披露
1970年代に米ニューヨークの貧困地区ブロンクスで、ギャングが暴力の代わりにダンスで対決したのが始まりとされる。「ブレイキン」とも呼ばれる競技名の由来は、曲の間奏の時(ブレーク)に踊るからだとか、「突き抜けている」の意味合いにちなむからだとか諸説ある。
80年代に「フラッシュダンス」などの映画を通じて世界的なブームが起こり、90年代以降は国際大会も開催されるようになった。2020年には、若者人気を期待する国際オリンピック委員会(IOC)が24年パリ五輪の追加競技として採用を決定。男女別の種目で各16人が出場し、1対1で交互に踊り、審査員が採点する。パリ中心部のコンコルド広場での開催が計画される。
Bボーイ、Bガールと呼ばれる彼らはヒップホップの影響で愛称を付けるのが通例。自分の名前をもじったり、好むダンススタイルを示したりする場合も。半井重幸のShigekixは名前の「重」と地元大阪の製菓会社の商品名にちなむ。
勝敗については、かつては周りの仲間たちが決めていたが、国際大会が開催されるようになると、審査員が判定するようになった。18年ユース五輪では、選手が1対1となり、60秒以内で交互にダンスを披露し、4ラウンドの合計ポイントで争う方式で実施。5人の審査員が技能やパフォーマンス、創造性、音楽性など6項目の基準に基づき、対戦者を相対的に評価した。現在も五輪に向け、採点方法や基準の模索が続く。
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