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Saturday, December 12, 2020

アプリでスマホとつながるボイスレコーダー「MikMe Pocket」レビュー:動画を撮る人にオススメ - ギズモード・ジャパン

asikjost.blogspot.com

このオーディオレコーダー、いい感じ。

オーストリア、ウィーンのハードウェアスタートアップ発のポケットサイズのオーディオレコーダー、その名も「MikMe Pocket」。米Gizmodoによると、ぱっと見その必要性がよくわからないけど、使ってみるとなかなか便利な製品みたいですよ。


MikM Pocketは、使ってみるまでそれが必要かどうかよくわかりませんでした。

このMikMeの存在自体、知っている人は多くないと思いますが、これはオーストリアのハードウェアスタートアップMikMeの第2弾となる製品。このタバコサイズの黒い箱によって、会議やボーカル、動画のサウンドトラックなどの録音が簡単になります。派手なオーディオインターフェースもありません。スマホでしか使えない大きなマイクも不要です。複数のアプリを使い分ける必要もありません。この小さな箱かにマイクをさっと接続し、スマートフォンに直接録音できます。

MikMeは金属製、サイズは6.8cm x 7.5 cm x 2.4cm、重さは97g。上にはシンプルで大きな録音ボタンひとつが配置され、側面にはコントロール用のボタンや電源、ケーブル接続インターフェースがあります。ポケットやベルトに引っ掛けられる小さなワイヤーフックもあり、120cmの長さのケーブルには小さなピンマイクがあります。また、ミニXLR端子で接続するため、他のミニXLRのデバイスとマイクを交換したり、破損したとしても交換可能です。

MikM Pocket

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Image: John Biggs/Gizmodo US

これはなに?:動画のプロフェッショナルやインフルエンサー向けのポケットサイズのマイク。

価格:約46,600円(369ユーロ)

好きなところ:機能が豊富でコンパクトで、素晴らしいレコーダーなところ。

好きじゃないところ:動画のプロフェッショナルにとっては価値があるかもしれないけれど、一般人にとっては高価。

スマートフォンありきのオーディオレコーダー

MikMeは、ジャーナリストやビデオグラファー、インフルエンサーをターゲットにしたオーディオレコーダーです。他に売られているレコーダーとは一線を画して死ぬほどシンプル、電源をオン、そして録音ボタンを押すだけ。録音中は、上部のボタンが赤く光り、録音されたオーディオはスマホに簡単に同期してくれます。最大96kHzで24ビットのオーディオ録音が可能で、専用アプリは1度に3台のユニットに同時接続可能、スマホ上でマルチトラックのプロジェクトを作成することができます。また付属の専用アプリは、オーディオと動画を同時に記録することができるビデオモードがあり、うっかり間違ったデバイスで録音を開始してしまって、音を紛失することがないように配慮されています。

また、録音中はMikMeの電源を切ることができない仕様になっているのが地味に良いですね。間違って録音中にデバイスの上に座ったりして、録音データを台無しにすることもありません。また、低遅延のヘッドフォン端子も搭載しているので、録音しながら確認することも可能です。

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Photo: John Biggs/Gizmodo US

これらの機能に特に魅力を感じなければ、この約46,600円のレコーダーの入手は考えなくても良いかもしれません。ZoomのF2など、他にも低品質で低価格のレコーダーはたくさんあります。しかしこのデバイスの本質は、スマホで動画を録画して、MikMeに付属のピンマイクを使って音声を録音できるオールインワンソリューションであるということ。昔からプロに愛用者が多いゼンハイザーのピンマイクと同様のクオリティを得ながら、低コストで実現できるというメリットがあります。完全にスマートフォンありきの設計のため、受信機をオンにしたり、送信機をペアリングしたり、電池交換の心配の必要がありません。バッテリー駆動時間は最大3.5時間です。

音質はクリア

MikMeの録音テストをした結果は、上の通り、とてもクリアで鮮明な音声でした。このテスト録音では、ゲインはデフォルトレベルに設定しているので少し小さく聞こえますが、通常のオーディオよりもクリーンだと思うので、音質を台無しにすることなく、少しだけゲインを上げることができます。

さらにピンマイクを口から約7.6cmほど話した最悪の条件でMikMeを試してみましたが、ポップノイズや吐息音が入ってしまうものの、音はクリアで使いやすいと思いました。

MikMeには、良い音や賑やかなサウンドのデモトラックも含まれています。少し編集するだけで、同じようなサウンドを実現できます。

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ゲインやその他のコントロール画面
Screenshot: John Biggs/Gizmodo US

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データを転送しているところ
Screenshot: John Biggs/Gizmodo US

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iPhoneで

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iPhoneで録音している時のインターフェース
Screenshot: John Biggs/Gizmodo US

カメラインタビュー等、ハイエンドなオーディオ録音ができるものを探しているのであれば、MikMeは最適な選択肢です。同じような品質やより安価なレコーダーは他にもたくさんありますが、MikMeは、スマートフォンと接続して使うUXとしては他の製品の追随を許しません。そういう意味では、一眼レフやビデオカメラに直接接続する専用のオーディオデバイスを必要としている場合は、これは、別モノになるので不要だと思います。

MikMeは、TikTok、Instagramの動画、YouTubeのレビュー動画のサウンドがよくなることを保証してくれます。翻せば、それ以上のことはできませんが、それだけで十分。インターフェースを管理する手間から逃れるために、約46,600円を費やす価値がある人にはオススメです。

※現状、公式ECサイトは日本への配送は対応していなかったため、入手は簡単ではなさそうです。

最後に

・ビデオグラファー向けの小さくて、シンプルなボイスレコーダーです。

・使い勝手と価格は、プロユースと一般消費者の間ですが、どちらかというとビデオのプロフェッショナル向けでしょうか

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