世界遺産への登録をめざす北海道・北東北の縄文遺跡群です。
登録にふさわしいかどうかを評価するための現地調査が始まりました。
★青森放送 南谷記者
「世界遺産登録に向けた現地調査が青森市の三内丸山遺跡で始まりました」
現地調査はユネスコの諮問機関イコモスが世界遺産に相応しいかどうかを評価するものです。
初日の４日は青森市の三内丸山遺跡で行われた調査の一部が報道陣に公開されました。
どのような調査を行うのか明らかにされていませんが調査員を務めるオーストラリアの専門家が県や文化庁の担当者から説明を受けながら推薦書の内容を確認したとみられます。
現地調査は４日から１５日までの１２日間の日程で北海道・北東北の縄文遺跡群を構成する１７遺跡の全てで行われます。
６日は秋田県鹿角市の大湯環状列石、１３日は北海道伊達市の北黄金貝塚、最終日の１５日は岩手県一戸町の御所野遺跡で行われます。
この他の日程は公表されていません。
現地調査を踏まえたイコモスの勧告は世界遺産登録の審査に大きな影響力を持つため青森県など４道県は去年から現地調査のリハーサルを行うなどして準備を進めてきました。
４日は遺跡を訪れていた観光客も世界遺産登録に期待していました。
★観光客
「専門家っぽい方がいらっしゃったので邪魔にならないようにと思っていました。縄文遺跡群の（世界遺産）登録をめざして頑張っているとうかがいましたので応援しています」
いつもの年の流れでは調査の翌年の５月頃にイコモスが勧告しそれを踏まえてユネスコの世界遺産委員会が登録の可否を審査します。
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September 04, 2020 at 02:10AM
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