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Saturday, September 5, 2020

【朝鮮日報コラム】「始まりはあっても終わりはない」という傲慢が大統領の落とし穴 - 朝鮮日報

【朝鮮日報コラム】「始まりはあっても終わりはない」という傲慢が大統領の落とし穴

 金泳三(キム・ヨンサム)大統領は1997年正月、「有始有終」と書き初めをしてメディアに公開した。「始まりがあれば終わりもある」という意味のこの言葉に、政権を美しく締めくくりたいという意思を込めた。任期終了を14カ月後に控えた時期だった。しかし大統領の覚悟は、ほどなくして「韓宝不正」問題が持ち上がったことでむなしくついえた。ありふれた銀行融資不正かと思われた事件は、大統領の息子を刑務所へ送り、ついにはアジア通貨危機につながった。当時と今とでは何が同じで、何が違うだろうか。

 かつて、韓国の大統領-クーデターで政権を取った政治軍人を含む-は世間の常識を恐れていた。常識外れのことをやるときは、世間の顔色をうかがった。李承晩(イ・スンマン)大統領は、自分が任命した金炳魯(キム・ビョンロ)大法院長(最高裁長官に相当)が司法権の独立を名分として抵抗するや、それ以上は推し進めずに自らの意向を引っ込めた。世間が大法院長の側だったからだ。単独政権樹立問題で決別した白凡・金九(キム・グ)の息子を軍から追い出さず、後に参謀総長になる道を開いてやった。世の中の常識が「それでこそしかるべき」と見なしていたからだ。やがて独裁へと流れ、4・19革命を迎えた李承晩は、最後の瞬間に「若者が不義を見て立ち上がるのは当然だ」と常識を取り戻した。

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