苫小牧市にある製油所で大規模な定期点検工事が始まり、１７日、工事を安全に行う手順を確認する式典が開かれました。
苫小牧市の出光興産北海道製油所では、道内外からおよそ１万人の作業員を動員して行われる４年に１度の大規模な定期点検工事が、１５日から始まりました。
製油所では１７日から本格的な工事が始まるのにあわせて、作業員ら５０人あまりが出席して工事を安全に行う手順などを確認する式典が開かれました。
式典では、製油所の澤正彦所長が「手洗いやマスクの着用など新型コロナウイルスの感染予防を徹底し、１人も感染せず、誰にもうつさないように作業にあたってほしい」と訓示しました。
製油所では、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する地域の声を受けて、工事が行われる９月中旬までの間、作業員は市内の飲食店で食事をせず、公共の交通機関も使わないなど、対策を徹底することにしています。
この工事を巡っては、道が先月、新型コロナウイルスの感染防止策として作業員の宿泊を胆振地方に限定するよう会社側に求めたことを受け、千歳市や北広島市で作業員の宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、地域経済への影響が懸念されていました。
出光興産の担当者は「今月以降の感染状況を踏まえて、いまは協力会社の作業員が胆振地方以外で宿泊することも認めている」と話しています。
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June 17, 2020 at 03:56AM
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苫小牧の製油所で大規模点検開始｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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