2020年05月27日07時37分
日本が戦後初めて参加した1952年ヘルシンキ五輪で、レスリングの石井庄八が日本勢唯一の金メダルを獲得した。敗戦から7年。多くの国民を勇気づけた快挙は、日本レスリングの輝かしい歴史の始まりでもあった。
柔道をしていた石井は46年に中大に入学した後、レスリングに転向した。連合国軍総司令部(GHQ)の戦後占領政策により、学校での柔道が一時禁止されたためだ。50年の全日本選手権で初優勝。食糧難の中で猛練習を重ね、短期間でトップ選手になった。
ヘルシンキ五輪ではフリースタイルのバンタム級で7戦全勝。「日本から来た人たちが一生懸命に応援してくれたので、勇気百倍でした」。海外渡航が簡単ではなかった時代。期待に応えようと必死に戦い、つかみ取った金メダルだった。
後進の指導も熱心だった石井は、56年メルボルン五輪で優勝した笹原正三ら多くの金メダリストを育てた。中大の後輩に当たり、64年東京五輪金メダルの渡辺長武さんは「酒を一升飲んだら汗を三升かけ、と言う人だった。あの厳しさに負けないぞ、と思って成長できた」と振り返る。
レスリングの日本男子は、不参加だった80年モスクワ五輪を除き、ヘルシンキから2016年リオデジャネイロ五輪まで16大会連続でメダルを獲得。日本レスリング協会の福田富昭会長は「石井さんの『絶対に負けない』という精神力が受け継がれた」と強調する。
石井は大学卒業後に広告代理店の電通に入社し、現在も日本協会を支援する明治(当時は明治乳業)との縁をつくった。80年に53歳の生涯を閉じたが、マットの中でも外でもその業績は輝き続けている。
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May 26, 2020 at 03:42PM
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輝かしい歴史の始まり 戦後初の金、レスリング石井庄八―五輪・金メダル第1号 - 時事通信ニュース
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