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間隔を空けて神事に臨む関係者＝入笠山の御所平峠登山口で |
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伊那市と富士見町境の入笠（にゅうかさ）山（一、九五五メートル）の開山式が二十三日、同町の御所平峠登山口であった。
例年だとアルプホルンの演奏などがあり、にぎやかに開かれるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため神事のみ。県による入山自粛の呼び掛けで登山者の姿もなく、入笠山観光連絡協議会の役員ら十数人が間隔を空けて神事に臨み、静かにシーズン中の安全を祈った。同協議会長の名取重治町長は「この状況がいつまでも続くわけではない。大勢の登山者を迎えられるよう、入笠山の自然をしっかりと守り、環境を整備したい」とあいさつした。
休業中の周辺の山小屋は、学生の夏合宿のキャンセルも出ている。神事に参列した入笠山旅館組合長の伊藤高明さん（７７）は「とにかく新型コロナが一日も早く収束し、みなさんが楽める山になってほしい」と願った。
入笠山は同登山口から頂上まで三十分ほどで登れる手軽さが人気。入笠湿原に自生する約百万株のニホンスズランが有名で、六月中旬に見頃を迎えそうだという。
（中沢稔之）
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May 23, 2020 at 01:07PM
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神事のみ、静かに開山式 伊那市と富士見町境の入笠山 - 中日新聞
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