新型コロナウイルス感染症について様々なことが分かってきました。
現時点で分かっていることについてまとめています(記事の内容は2020年4月11日時点での情報です)。
コロナウイルスとは?
これまでにヒトに感染するコロナウイルスは4種類知られており、かぜの原因の10~15%を占める原因ウイルスとして知られていました。
またイヌやネコ、ブタなど動物に感染するコロナウイルスも存在します。
2002年中国広東省に端を発したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、コウモリ(あるいはハクビシン)のコロナウイルスがヒトに感染し、ヒト-ヒト感染を起こすことで8000人を超える感染者を出しました。
また2012年には中東でMERS(中東呼吸器症候群)が報告され、ヒトコブラクダからヒトに感染する感染症であることが分かりました。
そして2019年12月末から中国の湖北省武漢市で発生した原因不明の肺炎は、新型のコロナウイルス(SARS-CoV-2)が原因であることが判明しました。
新型コロナウイルスの宿主動物は2020年4月時点ではまだ分かっていません。しかし、新型コロナウイルスはコウモリの持つコロナウイルスに遺伝子学的に近縁であることが分かっています。コウモリが新型コロナウイルスの元々の宿主である可能性は高いと考えられますが、コウモリから直接ヒトに感染したのか、あるいは他の中間宿主が存在し、その中間宿主からの感染が起こったのかは不明です。
新型コロナウイルスは動物から人に感染し、さらに人から人に感染しうることが分かっています。
1人の感染者から2~3.5人くらいに感染すると考えられています。
これはインフルエンザやSARSよりは低く、エボラ出血熱よりは高い数値です。
新型コロナウイルスの世界での広がりは?
2020年4月10日時点で、世界中で150万人の新型コロナウイルス感染症患者が報告されています(WHO situation reportより)。
中国の湖北省武漢市から流行が始まりましたが、今では世界中で流行が広がっています。
2020年1月から2月にかけての中国における第1波の流行を経て、現在はヨーロッパ、アメリカを中心とした第2波の流行が起こっています。
新型コロナウイルスの日本での広がりは?
日本国内では、2020年1月15日に国内最初の症例が報告されて以降、4月10日現在で6019例(クルーズ船での感染者672人を含む)の感染者が報告されています。
都道府県ごとの感染者数では、東京都の1348人が最多であり、大阪府525人、神奈川県325人、愛知県278人と都市部を中心に流行がみられています。
新型コロナウイルス感染症の症状は?
新型コロナウイルス感染症では風邪のような症状から始まります。
風邪のような症状とは、微熱を含む発熱、咳、ノドの痛みなどです。
その他にも頭痛、だるさ、関節痛・筋肉痛などの症状がみられることがあります。
このように、新型コロナウイルス感染症は風邪やインフルエンザによく似ていますが、症状が続く期間がそれらと比べて長いという特徴があります。
特に重症化する事例では、発症から1週間前後で肺炎の症状(咳・痰・呼吸困難など)が強くなってくることが分かってきました。
つまり、発症してから1週間程度は風邪のような軽微な症状が続き、約2割弱と考えられる重症化する人はそこから徐々に悪化して入院に至るというわけです。
もう一つの特徴として、嗅覚障害・味覚障害を訴える患者さんが多いことも分かってきました。
イタリアからの報告によると新型コロナ患者59人のうち、20人(33.9%)で嗅覚異常または味覚異常がみられたとのことです。
特に若年者、女性ではこれらの症状がみられる頻度が高いようです。
ただの風邪や副鼻腔炎、花粉症が原因で嗅覚異常・味覚障害が起きることもあるので「嗅覚障害・味覚障害=新型コロナ」ではありませんが、だらだらと続く風邪症状に加えてこれらの症状があれば新型コロナの可能性は高くなるでしょう。
中国の4万人の感染者の解析によれば、患者の8割は重症化に至らず治癒するようです。
数日~1週間以降に2割弱の患者では、肺炎の症状が増強し入院に至ることがあります。
約5%の症例で集中治療が必要になりICUに入室し、2-3%の事例で致命的になりうるとされています。
新型コロナウイルス感染症の重症度や致命率は?
4月10日時点で世界全体の致死率は6.1%となっています。
中国で流行が始まった当初は2~3%で推移していましたが、流行がヨーロッパに広がってから致死率が高くなってきています。
また国別に見ると、日本や韓国では2%未満と低い致死率を維持していますが、イタリアやスペインでは10%を超えています。
この致死率の違いは、
・感染者のうち高齢者の占める割合の違い
・軽症者や無症候性感染者の占める割合の違い
・イタリアやスペインでは患者数の爆発的増加によって十分な医療が提供できていない
などによるものと考えられます。
新型コロナウイルス感染症にかかると重症化しやすい人は?
これまでに報告されている死亡者は持病を持つ人や高齢者に多いことが分かっています。
糖尿病、慢性呼吸器疾患、心血管疾患、高血圧、がんなどの持病を持つ人では、持病のない人よりも致死率が高いと報告されています。
新型コロナウイルスの治療は?
新型コロナウイルス感染症に有効な薬はまだありません。
レムデシビル、ロピナビル/リトナビル(カレトラ)、ファビピラビル(アビガン)、ヒドロキシクロロキン(プラケニル)などが治療薬の候補として、臨床研究や適応外使用という形で国内外で使用されていますが、明らかな有効性が確認されたものはまだありません。
新型コロナウイルス感染症の予防は?
現時点で有効なワクチンはありません。
咳やくしゃみなどの飛沫から感染することから、これらの症状のある人は周りの人にうつさないようにマスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。
また手など触ったところからウイルスが広がり感染する可能性もあるため、こまめな手洗いを行うようにしましょう。
新型コロナウイルス感染症は、「密閉・密集・密接」の3要素を持つ空間で広がりやすいことも分かっています。
このような「3密空間」にいる感染者は、いない感染者よりも18.7倍も他の人へ感染させやすいとのことです。
老若男女、全ての人が「3密空間」を避けることが新型コロナ対策では重要です。
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April 10, 2020 at 08:02PM
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