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Wednesday, July 3, 2024

極秘会議で幹部の「罵倒合戦」が始まり…日本維新の会の大迷走に身内からも苦言の声続出!(小川 匡則) @gendai_biz - 現代ビジネス

閉会後に一転して決まった「政策活動費の廃止」

「岸田政権の最大の助け船になったのが維新と自民の党首会談だった。それを今になって『私たちは政策活動費には反対だ』という。『10年後公開』というとんでもない置き土産はどうしてくれるんだ。もう第二自民党という立場は金輪際やめてもらいたい。政党としてありえない」

立憲民主党の泉健太代表は6月28日の記者会見で、いつも以上に強い口調で批判した。批判の矛先は日本維新の会である。

日本維新の会の迷走が止まらない。先の通常国会で最大のテーマとなった政治資金規正法改正案では、馬場伸幸代表が岸田総理と党首会談を行い、3つの項目において合意したことで自民党提出の法案に衆議院で賛成した。

ところが、そのうちの1つだった旧文通費の改革がこの国会でできないとわかるや、「自民党に騙された」「これからは自民党と大喧嘩する」と騒ぎ立てて参議院では一転して反対に回るというドタバタ劇を演じたのだ。

馬場代表は「二院制なんだから衆議院と参議院で賛否が異なるのはおかしいことではない」と強弁したが、その主張は当然ながら理解されるものではなかった。

他党からの批判にとどまらず、維新の地方議員や支持者からも疑問の声が上がり、6月26日午前10時から国会内に幹部らが集まり、地方議員向けのオンラインでの「説明会」が開かれたのである。

冒頭、馬場代表から挨拶があり、ここでマスコミはシャットアウトとなった。そこから藤田文武幹事長が今回の政治資金規正法改正案についての説明がなされ、遠藤敬国対委員長からは自民党など他党とのやりとりについての経緯が説明された。さらに、音喜多駿政調会長からは「政策活動費の公開はなぜ10年後なのか」など疑問視されている点への説明がなされた。

こうして党幹部からひとしきりの説明があった後、大阪からオンラインで参加していた大阪府知事の吉村洋文共同代表が2つ疑問点をぶつけた。

「結局、(自民党の)誰がどう騙したのか」

「(馬場代表が言う)大喧嘩とはどこまでを考えているのか」

前者については遠藤国対委員長が説明した。

「騙したトップは総理です。それから麻生副総裁、茂木幹事長。3人の意の中で、木原誠二さんに『維新と調整して、自民・公明・維新の枠組みでこの法案を成立させるように』という指示をしている」

「自民党に騙された」と主張する遠藤敬国対委員長(筆者撮影)

5月29日の夜、遠藤氏のもとに困り果てた様子の木原氏から「総理からの強い意向だ」と電話があり、そこから急転直下で自民党と維新の合意文書が作られていった。

ここで遠藤氏は「旧文通費改革を実行することが条件だ」と強く主張し、木原氏が「総理もそれはやる意向だ」と応じたことから合意に至ったものの、その後に約束が履行されなかったため「騙された」と主張しているのである。

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