男子ゴルフの世界最高峰といえるメジャートーナメントの2024年最終戦が7月18日(木)に始まります。「全英オープン」は4つのメジャーで唯一、米国でなく英国で行われる試合。いまさら他人に聞けないポイントをおさらいします。
「全英」と言うからには、この大会は毎年、英国(イギリス)で行われます。小中学校の社会の授業をおさらいしましょう。英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国によって形成される国家です。
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とはいえ、大会が4つの国で等しく行われてきたかというとそれは大きな誤り。昨年の第151回大会まで、スコットランドでの開催が実に97回と約3分の2を占めます。首都ロンドンのあるイングランドでは52回。北アイルランドでは1951年と2019年の2回だけで、ウェールズでの開催はいまだにありません。
全英オープンが胸を張るのが、大会が現存する世界最古のゴルフトーナメントという点です。初開催は1860年。現在のほかの4大メジャー、「全米オープン」のはじまりが1895年、「全米プロ」が1916年、「マスターズ」が1934年ですから群を抜いています。
大会名は自信とプライドの表れと言えます。米国等では「ブリティッシュオープン」が一般的ですが、英語の正式名称は「THE OPEN CHAMPIONSHIP」。他の冠を付けず、「ジ・オープン」と呼ばせるところに絶対的な伝統の空気を漂わせます。
ところで1860年の日本は江戸末期。桜田門外の変で大老・井伊直弼が銃で撃たれ、刀で殺害された約7カ月後の10月にスコットランドでウィリー・パークという初代チャンピオンが誕生しました。
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