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Monday, May 6, 2024

太陽神をまねたウズメの舞いこそが、神楽の始まり アーカイブ「神話のなかのヒメたち もうひとつの古事記」(58) - 産経ニュース

高千穂神社で舞われる夜神楽「鈿女」。アメノウズメの活躍を今に伝える=2017年12月4日、宮崎県高千穂町(恵守乾撮影)

2017年12月15日付の産経新聞に掲載した連載「ヒメたちの見た神と王の物語」のアーカイブ記事です。肩書、年齢、名称などは掲載当時のまま。

第12部 天照大御神③

天孫降臨の伝承地、宮崎県高千穂町で800年にわたり舞われている「高千穂の夜神楽(よかぐら)」。33番ある演目の1つに「鈿女(うずめ)」がある。天照大御神(あまてらすおほみかみ)が隠れた天の石屋の前で舞い遊び、アマテラスを連れ出す大役を果たした天宇受売命(あめのうずめのみこと)の神楽だ。

「ウズメの舞いは、神楽の元祖と伝わっています。男性が女神を舞うので、とても難しい演目です」

夫の猿田彦大神(サルタビコ)とともに天鈿女命(ウズメ)を祭る荒立(あらたて)神社の興梠(こうろき)武重宮司はそう話す。古事記は、ウズメの舞いをこう記す。

〈天(あめ)の真析(まさき)を縵(かづら)と為(し)て、天の香山(かぐやま)の小竹葉(ささば)を手草(たぐさ)に結(ゆ)ひて、天の石屋の戸にうけ伏せて踏みとどろこし、神懸(かむがか)り為て、胸乳(むなち)を掛き出(い)で、裳(も)の緒をほとに忍(お)し垂(た)れき〉

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