「北限のサル」として国の天然記念物に指定されている下北半島のニホンザルの生息数や行動範囲などを調べる調査が21日からむつ市で始まりました。
この調査は下北半島のニホンザルの生息数の変化や行動範囲などを把握するため、NPO法人「ニホンザル・フィールドステーション」が、毎年、夏と冬に行っています。
21日は、県内外から集まった研究者や大学生など14人が5つのグループに分かれて、むつ市大畑町での調査に向かいました。
そして、雪の上に残されたサルの足跡をたどるなどして群れがいる場所を探し、兎沢地区では2頭のオスのニホンザルがヤマグワの木の芽や皮を食べている姿が確認され、双眼鏡を使って離れた場所から観察していました。
県によりますと、下北半島のニホンザルは、昨年度、74の群れであわせておよそ2900頭が確認されていて、生息範囲も少しずつ拡大しているということです。
調査にあたっているNPO法人の松岡史朗事務局長は、「ことしは夏が暑かったことと秋の実りが悪かったことがサルにどんな影響を与えているか調べたい」と話していました。
このニホンザルの生息調査は今月25日まで行われます。
からの記事と詳細 ( 「北限のサル」下北半島のニホンザルの調査が始まる|NHK 青森県のニュース - nhk.or.jp )
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