サトウキビの栽培が盛んな種子島で、今シーズンの黒糖作りが始まりました。
黒糖作りが始まったのは、西之表市にある種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合の砂糖小屋と呼ばれる作業場です。
初日の今月23日には、17人の組合員が集まりました。
種子島の黒糖作りは、さとうきびを収穫するこの時期に毎年始まります。
まず、組合員が持ち寄ったサトウキビを機械に入れて汁をしぼり出し、まきを燃やして窯の中で水分を蒸発させます。
このあと、粘りが出てくる120度から125度の温度を保つために3つの窯に移し替えてじっくりと煮詰めていきます。
組合によりますと、3つの窯に移し替えるのは、手作業になるため100年以上続くこの製造を続けているのは、沖ヶ浜田地区だけだということです。
煮詰めたあとは、棒でかき混ぜながら空気を含ませ、台の上に広げて冷ましたあと固まらないうちに食べやすい大きさに手作業で切り分けていきます。
種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合の持田博文理事長は「ことしは台風の被害が少なくサトウキビはいい状態です、ことしもいい砂糖ができるので全国の人に食べてほしい」と話していました。
黒糖の製造は、来年3月まで行われ、今シーズンは、例年並みのおよそ20トンの生産を見込んでいるということで、島内のスーパーのほか、一部は県本土など島外でも販売されるということです。
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