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Thursday, November 9, 2023

47歳の元パチプロ「破滅の始まり」を語る。高校中退してパチプロ ... - 日刊SPA!

パチンコ

写真はイメージ(以下同)

 朝から晩までパチンコやパチスロを打ち、勝ち金で生活をするパチプロ。20代ならまだしも、30代、40代となるにつれ、世間の風当たりの強さに足を洗う者も多い。気ままな稼業の代名詞とも言われる彼らは、一体どんな人生を歩んでいるのだろうか。  今回は元パチプロの中山健介さん(仮名・47歳)に、パチプロになるまで、そして「その後の人生」を語ってもらった。彼の壮絶な人生を、前編・後編の2回に渡ってお届けする。

「高校に入ったはいいけど、県内のバカが集まるような学校でさ、同級生は暴走族入っているヤツとかそんなんばっかだった。夏休みに中学時代のツレから誘われて始めた土木のバイトでパチンコを覚えたの。仕事終わると親方にメシ食わせてもらって、そこで酒とタバコとパチンコ、あとは風俗もね(笑)」  中山さんにパチンコとの出合いを聞くと、ショートピースをくゆらせながら、懐かしそうに語り始めてくれた。 「夏休みが終わっても、学校にはほとんど行かずに親方の現場に行ってた。俺はヤンキーじゃなくてスケボーとかやってたから、族とかヤンキーのヤツらとは距離を置いてたの。でも、当時のバカ高校なんてヤンキーが幅を利かせてたから、居場所なんてないわけ。で、結局、1年生を終えるタイミングで学校辞めちゃったんだ。それで、親方に正式に雇ってもらって、よし、俺も将来は親方みたいに土木で独り立ちしてって思ってたときにね……出合っちゃったんだよ」  中山さんが出合ったのは、パチンコの歴史にその名を刻んだ伝説の連チャン機、アレジンだった。 「雨で現場が流れた日に、親方から『今日は朝からパチンコでも行くか』って言われてついてって、並んでアレジンを打ったの。これがモーニングから大爆発して、閉店まで出っぱなし。今はもうないけど、4000発近く入る大箱あったじゃない。あれがさ、今でも覚えてるけど21箱出たの。もう、店中の客がみんな集まってきちゃってさ、最後、流すときなんかみんな集まって、おおーーーーっ!って言いながら、見守られてね(笑)。 500円が23万円になったもんだから、バカじゃなくてもハマっちゃうよ。それからはもう、仕事終わったらアレジン、仕事ない日は朝からアレジン。ひたすらアレジンを打ちまくった。もう、完全に中毒で、ピュイッ!て音が聞こえたら、頭の中からジワーッとアドレナリンが出てくるみたいな(笑)」 ※編注 アレジンはリーチ時に「ピュイッ!」と音が鳴る。リーチの連続は天国モードを示唆しており、この「ピュイッ!」というリーチ音の虜になったパチンコファンは多い。

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