【工藤麻衣記者】
「三沢基地周辺では、日常会話の声をかき消してしまうほどの騒音の調査が始まりました」
記者の声が、かき消されてしまうほどの音。
防衛省の調査は、三沢基地周辺の4つの市と町の40地点で始まりました。運用時間に合わせて騒音レベルの測定などを行います。
この調査は、2018年からF-35Aが配備されるなど、これまでとは騒音状況が変化していることを受け、実施されました。
【東北防衛局防衛対策課 鈴木雅之課長】
「調査をしないと、これからどうなるかというのは分からないので、今始まったばかりですのでなんとも言えませんけれども、地元の意向も、色々とくみ取りながらやっていければなと思っています」
調査は2024年度も行われ、2025年度には、騒音による影響の線引きに用いられる「騒音コンター」をまとめる予定です。
しかし…。
住宅街から滑走路までの距離はおよそ400メートル。岡三沢5丁目、6丁目はまさに隣り合わせです。
長年、騒音や安全への不安から、集団移転を求めている住民たちの願いは切実です。
【岡三沢6丁目町内会 小泉愃司会長】
(Q.調査開始について)「これがないと前に進まないので大変評価します」
(Q.求めること)「住める状態ではない町内なのだから、早く(調査)やってもらわないと我々はもう間に合わないですよ。とにかく(調査の)期間を短くして、移転などの対策を講じてもらいたい」
住民たちによりますと、この付近では高齢化、空き家や空き地が増えてしまっているということです。
本格的な調査が始まったとはいえ、結果が出て、実際に周辺住民に移転、あるいは他の対応がなされるのは、まだ先になってしまうということですから、少しでも早い状況の改善を願いたいですね。
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