クーピーペンシルを全部半分に折ってしまった7歳の息子。「ダメでしょ!」と口に出かかった言葉をのみ込んで接した母に、子育てで心がけていることについて聞きました。
7歳の長男と5歳の次男を育てているあずさ兎(@azusausagi)さん。
5月下旬、長男が学校で使うクーピーペンシルのセットを手にした次男が、こう言いました。
「ママ~! 2人で使えるようにお兄ちゃんが全部二つに割ってくれたの」
12色セットの中を見ると、中身が全部半分に折られていました。
あずさ兎さんは心の中で「げ!!!」と思いつつ、「優しくてよかったねぇ、便利になったねぇ」と応えたそうです。
近くにいた長男は「もしかして怒られるかも」という顔から一転、ほっとした表情になったといいます。
「きっと以前の自分だったら、真っ先に『ダメでしょ!』と言っていたと思います」とあずさ兎さん。
次男を思う気持ちはえらいけど、ママとしてはもっと長く大事に使ってほしいと思っていたのにな。
「理由があれば物を壊していい」が常に正しいわけではないってことも伝えたいな。
そんなことが頭をよぎりましたが、まずは褒めることに。
長男には、少し時間をおいてからちゃんと話をしたそうです。
「私には私の視点があって、彼らには彼らの視点があって。それぞれ気持ちもあるので、とっさに口に出すことはやめようと思いました」
「親はこうあるべき」「子育てはこうすべき」
どちらかというとそんな風に「あるべき姿」を意識してきたというあずさ兎さん。
次男の妊娠がわかった時に、「完璧は無理だ」と感じて考え方が変わってきたといいます。
「子どものために全部捧げることが正しいとは限らないな、と思ったんです。そもそも私が正しいかどうかもわからないし、全部捧げても子どもの人生がよくなる保証なんてないんじゃないかな、って」
夫婦関係についても、互いを思いやる気持ちがあれば、完璧を求め合ったり、全部を理解し合ったりは必要ないのかも。
そんな風に思うようになり、子どもたちへの接し方も変わってきたといいます。
「そうは言っても感情的になることもあるので、いつもできているわけじゃありません」
些細なことで兄弟ゲンカをしている時は「私にとっては些細でも、子どもにとっては一大事なんだろうな」と思うようにしているそうです。
息子たちに親の考えを押しつけるのではなく、自ら判断するための材料を提供したい、という気持ちで接しているといいます。
クーピーをめぐるやりとりをツイッターで紹介すると「私なら怒っちゃう」「偉いと思います!」といったコメントが寄せられ、いいねは2万6千を超えました。
「たくさんのコメントをありがとうございます。みなさんが子育てを頑張っていることが伝わってきましたし、とても勇気づけられました」
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