「南極大陸」水槽では、オウサマペンギン・ジェンツーペンギン・アデリーペンギンの3種を一緒に飼育しています。
自然界では繁殖するエリア(地域)が異なり、特にアデリーペンギンは極地で繁殖する数少ない種です。
海遊館ではそれぞれが健康に暮らせるよう、照明サイクルを工夫し、3種すべて繁殖の実績があります。
ただ昨今は、ジェンツーペンギンの繁殖が良好で個体数が増えたことで、同時期に繁殖期を迎えるアデリーペンギンとの巣の競合が起きていました。
そんな影響もあり、ここ数年アデリーペンギンは繁殖できていませんでしたが、今季は久々に挑戦しよう!となり、準備を進めました。
まずはジェンツーペンギンの一部を予備水槽に移動させ、アデリーペンギンの繁殖スペースを確保。
そして、巣に興味を持ってもらえるよう、巣材を投入・・・。
そして、5月某日の朝。
なんと、1ペアの産卵を確認!
その数日後には2ペア目の産卵も確認しました!
お腹の下に卵があるのが見えますかね??
無事、受精卵かつ発生(卵の中で雛が育つこと)が順調に進んだ場合、おおむね、35~40日後に雛が孵ります。
もちろん、予備水槽で暮らしているジェンツーペンギンも超元気です!
でもなぜか、プールの縁を陣取り、一列に並んでいることもしばしば・・・
からの記事と詳細 ( アデリーペンギンの産卵が始まりました - 海遊館 )
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