物価高の昨今、少しでも出費を減らしたいと思うのはごく自然な流れだ。そこでまずは、スマホ代を安くしたいと考える人も多いだろう。そのようななか、格安スマホを利用している人は3割強という調査結果が発表された。今回は格安SIM・スマホを利用している人や利用したい人、また、利用していない人の意見を分析してみたい。
格安スマホの利用者は3割強、SIMカードのみで乗り換える人が増加
2023年4月17日、マイボイスコム株式会社は、9回目となる「格安スマホ」に関するインターネット調査を2023年3月1日~5日に9,833名に対して実施、調査結果を公表した。「個人で格安スマホを利用しているか」という質問には3割強が利用していると回答。「スマホ本体と格安SIMカードを同時に新規購入した」は2022年3月の前回調査と同じ18.1%だった。
今回の結果で注目したいのは、スマホ本体とSIMカードを別々に入手した人が増えているところだ。「格安SIMカードのみを購入し、所有しているスマホに差し替えた」や「格安SIMカードのみを購入し、スマホ本体は新品や中古品を別に購入」したとの回答者が、今回調査での利用率を押し上げている。
以前は、スマホの乗り換えといえば、スマホ本体とSIMカードを同時に変えるというイメージだったが、SIMフリー端末の増加によりSIMカードを差し替えて乗り換えることも増えつつあるのがよくわかる結果となった。
利用意向者も連続増加、サービスを選ぶ際に重視するのはやはり「月額料金」
格安スマホを「利用したい」「まあ利用したい」と回答した利用意向者は合わせて39.2%と約4割に届く勢いだ。「利用したい」「まあ利用したい」と回答したなかで、現在利用している人は8~9割、利用していないが今後利用したいという人は15%に。
利用する際に重視する点は「月額利用料金」が83.6%と、大きく差を開けて1位となった。ついで「通信の安定性」が53.0%、「通信速度の速さ」「データ通信容量」「機器や端末の価格」「電話番号が引き継げる」が各30%台と続いた。
格安スマホ・SIMは利用料金が安いことが一番の特長なのだから、ユーザー側も重視するのは当然だ。だが、多くの業者が格安SIMに参入し、近年は安いだけではなく通信の安定性を重要視する声も多い。実際に利用しているユーザーからも「問題もなく使えるので、毎月の利用料が負担にならなくて快適」「大手キャリアである必要性を感じなかったし、大手キャリアの特典を活かせる自信もない」という理由があがった。
とはいえ、全体をみると格安スマホを利用していない人は64.9%と多数派だ。「災害時にきちんと使えるのかが不安」「セキュリティが心配」という安定性や安全面からの不安や、「家族と一緒の物がいい」「変更の手続きが面倒」などの手続きなどハードルを感じる声が上がった。
今後、SIMフリースマホやデュアルSIM対応スマホが増えるにつれ、格安SIMの乗り換えが増加する傾向は続くと考えられる。しかし、まださまざまな理由から大手キャリアを利用しているという人が多数派だ。自身がサービスを選ぶ際に重視する点から、格安スマホか大手キャリアかを選ぶとよいだろう。
出典元:【マイボイスコム株式会社 /PR TIMES】
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