備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボは、2021年7月に始まり、2月23日、100回目を迎えました。放送を通じて伝えたいこととは。
(防災士 小林宏典記者)
「備えのツボは、毎週木曜日、防災士の資格を持つ記者が毎回、伝えたいことを1つに絞ってお伝えしています。始まりのきっかけとなったのは、西日本豪雨での教訓です」
■「災害に強い地域へ」
1回目は2021年7月6日、西日本豪雨から3年の日にスタート、避難の新常識と題して、日頃から複数の避難先を検討してもらおうと、分散避難の大切さを呼びかけました。
これまで放送した99回のテーマの内訳は、避難やハザードマップなど「日頃の備え」を扱う内容が最も多く38回、次に津波、液状化を含む「地震」が32回、台風などの「水害」が21回と続きます。
■「教訓を忘れない」
放送のきっかけとなった西日本豪雨では、避難や危険を呼びかける様々な防災情報が発表された一方で、61人もの犠牲者や多くの逃げ遅れが発生し、防災情報への対処や避難の在り方が問われました。
そして、今、気候変動に伴って雨の降り方は激しくなり、台風は強大化、さらに地震は全国で頻発し、南海トラフ巨大地震も間近に迫っています。
過去の経験則が通じない災害のリスクを前に、私たちの備える力がこれまで以上に問われているのです。
そこで押さえてほしい100回目の備えのツボはこちら。災害の発生は防げなくとも、備えることで被害を減らすことができます。
過去の教訓を忘れず、災害に強い地域へ。備えのツボはこれからも防災力アップに役立つ情報を発信していきます。
備えのツボでは、3月11日の東日本大震災から12年にあわせて南海トラフ巨大地震への備えを取り上げます。
そこで、OHKアプリとOHKホームページで南海トラフ巨大地震の認知度や関心についてアンケートを行っています。ぜひご参加ください。
結果から見えてきたポイントは、3月7日から3日間、「備えのツボ」で紹介します。
からの記事と詳細 ( 100回目に伝えたいこと 始まりのきっかけは…「教訓を忘れない ... - FNNプライムオンライン )
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