卓越した歌唱力から歌怪獣の異名を取る歌手島津亜矢(52)が22日、都内で会見し、ポップス曲のみのツアー開催と、新ブランドでのDOGグッズの展開を発表した。

島津は演歌歌手としてデビュー37年目を迎えるが、洋楽邦楽を問わずカバーしたアルバム「Singer」シリーズは累計30万枚に迫る勢いで、今年1月には「Singer8」をリリースした。今年6月には、演歌を歌わないポップス曲だけのツアーを、東京、名古屋、大阪、熊本で開催する。ツアータイトルは「SINGALONG(シンガロン)」で、一緒に歌いましょうとの意味だ。

島津は「私は演歌の歌手ですけど、いろんなジャンルの歌に挑戦させていただける歌手でいたいなと思っています。いろんなことに挑戦をさせていただくという意味でポップスのコンサートをやらせていただくことになりました」と説明する。このツアーだけの新たなバンドを編成し、ポップス曲の楽曲制作を大物アーティストに依頼しているという。

タイトルについては「コロナ禍がどうなっているのかはわかりませんが、皆さんと一緒に、これまで通りに楽しい空間を共有させていただきたい。一緒に歌ってほしい。一緒に楽しんでほしいという思いでやらせていただくことになりました。いろんな歌に挑戦をさせていただきます。初めての経験ですので、本当に今から緊張と、それからわくわく感が入り交じった感じです」と話した。

また、愛犬家で知られる島津は4匹のトイプードルを飼っている。「犬なんですけど、あえて娘たちと呼ばせてください」。犬と生活する中で、既製品のグッズの改善点などを話すうちに、コンサートグッズの延長戦ではなく、DOG&LIFEグッズをプロデュースしECサイトで販売する流れになったという。このブランドもポップスツアーと同名の「SINGALONG」にするという。

いつもは着物姿もこの日は、新ブランドのロゴ入りのパーカ姿で登場。愛犬たちについて「言葉はしゃべらないんですけれども、心を通い合わせることはちゃんとできます。私が悩んでいたり、何か壁にぶつかったりしてる時も、人間よりも察知する能力が高く、そばにいたら寄り添ってペロペロってなめてくれるとか、とてもいとおしい。この子たちとの暮らしも、私は歌と同じぐらい大切にさせていただいております」。

4匹を散歩させる際に、リードがからむことが多かったという。そのため、4匹でもからまないリードなどを発売するほか、犬と買い主がおそろいの服や帽子やバッグなども今後、展開していくという。