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Wednesday, November 16, 2022

始まりはNASAからの挑戦状 探査機オモテナシ、日本初の月到着へ:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 小包サイズの超小型探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」が、月をめざして宇宙を飛んでいる。任務は、途中の放射線量などを計測しながら、月面にたどり着くこと。月探査機としては世界最小で、成功すれば日本初の月面着陸機になる。21日ごろに月に到着する予定だ。

 この探査機を開発する発端は、2015年8月に米国航空宇宙局(NASA)から届いた「挑戦状」だ。

 米国は、人類が再び月に降り立つ「アルテミス計画」を主導する。その第1弾「アルテミスⅠ」で新型ロケット「SLS」に載せる探査機の枠に空きが出たため、「興味があれば応募してください」と宇宙航空研究開発機構(JAXA)に連絡があったという。

 しかし、締め切りまでわずか2カ月。急いでJAXA内で公募し、複数の提案から二つの探査機が選ばれた。

 日本の2機のほか、米国7機、イタリア1機の計10機が、SLSと宇宙船「オリオン」の接続部分に組み込まれた。SLSが打ち上がってオリオンを切り離した後、それぞれの探査機を決められた地点で順次、分離していく。

 月への着陸を任務とするオモ…

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