今月、東京大学で新たに「性教育」のゼミが始まりました。
性に関する知識や人権意識などを幅広く学び直したいと、学生たちが企画したもので、単位としても認められます。
ゼミは、性に関して詳しく学ぶ機会がなかったことに問題意識を持った学生たちが立ち上げたもので、東京大学教養学部の1・2年生を対象に今月から来年1月まで開かれます。
性や生殖について啓発に取り組む市民団体の代表が講師を務め、科学的な根拠に基づく性に関する知識に加え、自分や相手の意思を尊重して関係を築く方法などを幅広く学び、単位も取得できます。
ゼミ自体は外部に非公開ですが、今月、東京・目黒区のキャンパスで開かれた1回目のゼミのあと、運営に携わる学生たちが性教育に関する課題を話し合う場では、「当たり前の知識なのに、教育の中で学ぶ機会がなく、受験科目ではないから勉強してこなかった人も多い」とか、「知識だけではなく、体に関する自己決定について学べることが大切だ」といった意見が出されました。
ゼミを立ち上げた1人、野口俊亮さんは、「性教育の必要性が大学で認められた意義は大きいと思います。単位が出ることで興味や関心がない学生も広く学ぶきっかけになって欲しいです」と話していました。
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