埼玉県美里町で地域の特産品にしようと栽培が進められている「エゴマ」の収穫が行われています。
このうち、美里町円良田地区の畑では、今月上旬から収穫が始まりました。
生産者グループの人たちは、１メートル５０センチほどの高さに育ったエゴマを根元からはさみで刈り取って金網にたたきつけて実を落とし、ふるいにかけてゴミを取り除いていました。
ことしは、６月にひょうで被害を受けて植え直しましたが、その後は順調に育ち、収穫量はほぼ平年並みだということです。
収穫したエゴマの実は冬の間、水洗いして乾燥させることを繰り返したあと、搾った油が地元の直売所などで販売されます。
美里町のエゴマの栽培は耕作されなくなった畑を活用して特産品を作ろうと平成２８年に始まり、ことしが７年目で、風味が良いとされる「白エゴマ」の作付けを増やしたということです。
グループのメンバーの森田實さん（７１）は「荒れ果てた土地が、エゴマのおかげできれいになりました。これからも、喜んでもらえるエゴマ油を作っていきたい」と話していました。
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