去年11月に亡くなった歌舞伎俳優、中村吉右衛門さんの追善公演が4日から東京の歌舞伎座で始まり、兄の松本白鸚さんらゆかりの歌舞伎俳優たちが出演して吉右衛門さんをしのびました。
歌舞伎俳優、二代目中村吉右衛門さんは重厚で深みのある演技で知られ、人間国宝にも認定されるなど正統派の立役として歌舞伎界をけん引していましたが、去年11月、77歳で亡くなりました。
4日から東京・歌舞伎座で始まった追善公演では、歌舞伎座の中に吉右衛門さんの写真を飾った祭壇が設けられ、吉右衛門さんゆかりの演目が上演されました。
このうち、吉右衛門さんが初代吉右衛門から受け継いだ演目、「松浦の太鼓」は忠臣蔵を別の角度から描いた人気作で、吉右衛門さんの当たり役だった松浦鎮信役を兄の松本白鸚さんが初めて演じ、客席をわかせました。
白鸚さんは最後に追善の口上を述べ、歌舞伎の芸を後世に伝えようとしてきた吉右衛門さんの功績に触れて「兄として誠に誇りに思うのと同時に、たった一人の弟ゆえ、別れは悲しいわびしいものでございます」とその死を悼みました。
吉右衛門さんの追善公演となる「秀山祭九月大歌舞伎」は、今月27日まで開かれます。
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