MicrosoftのMonty Hernandez氏(Xbox担当のシニアプログラムマネージャー)によると、クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming(xCloud)」の利用者の約20%がタッチ操作のみで同サービスのゲームを遊んでいる。
Xbox Cloud Gamingは、Microsoftのゲーミング・サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」のUltimateメンバーが利用できるサービスの1つとして提供されている。ゲームをクラウドで処理して端末にストリーミングする。ネット環境が整っていたら、ゲーミングPCやXboxコンソールを必要とするゲームをノートPCやモバイルデバイスでもプレイ可能。インストールしていないゲームを試遊したり、ゲームをインストールすることなくすぐに遊べるので、インストールしていないゲームの招待がフレンドから来た時にもすぐに参加できる。
Microsoftはゲームパッド(コントローラ)の使用を推奨する一方で、PCゲームやXbox向けゲームをモバイルデバイスにも広げるXbox Cloud Gamingの提供に合わせて、スマートフォンやタブレットでゲームのタッチ制御を可能にするXboxタッチコントロールを用意した。タッチコントロールはゲーム開発者がゲームに合わせてカスタマイズできるが、Xbox向けやPC向けのゲームをタッチコントロールすることに当初は懐疑的な反応が見られた。
しかし、Hernandez氏によると、Xbox Cloud Gamingプレイヤー全体で約20%がタッチコントロールのみで遊び、「ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めてS」「Football Manager 2022 Xbox Edition」「Hades」「Minecraft Dungeons」「New Super Lucky's Tale」「SCARLET NEXUS」「龍が如く7 光と闇の行方」といったタイトルでは30%を超えている。
タッチコントロール対応で比較すると、実装しているゲームはXbox Cloud Gamingにおいてジャンルを問わず平均して利用率が2倍。タッチコントロールで遊べるから遊ぶという心理も働き、タッチコントロール対応の多くのタイトルでエンゲージメントの向上が見られるという。
ゲーム開発者はMicrosoftが用意した環境とツールで簡単にタッチコントロールに対応させられるが、成功のチャンスが広げるために、プレイヤーのタッチコントロールの体験をさらに高める最適化に取り組むように、Hernandez氏は開発者に呼びかけている。
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