冬の北京オリンピックとパラリンピックをPRする展示会が29日から都内で始まり、中国政府として北京大会の開催に向けた理解を求めるねらいもあるとみられます。
この展示会は、来年2月に北京で開幕する冬のオリンピックとそれに続くパラリンピックを日本でも身近に感じてもらおうと、中国大使館が都内で開きました。
初日の29日は記念のイベントが行われ、孔鉉佑駐日大使が「新型コロナウイルスの感染が収束しない中での開催だが、選手の健康と安全をしっかりと守る大会にしたい」と述べたうえで、日中国交正常化50年の来年は、北京大会をきっかけとして両国関係を持続的に発展させたいという考えを示しました。
また日本側からは福田元総理大臣が出席し、「新型コロナの状況でいろいろ残念だが、着々と準備が進んでいるとの話があった。すばらしい大会になることを期待している」と述べました。
展示会では、VR=バーチャルリアリティーで競技会場を見学できるコーナーや、会場の運営はすべて再生可能エネルギーでまかなわれることなどを紹介したパネルも設置されています。
北京オリンピックをめぐっては、アメリカのバイデン政権が中国の人権状況を理由に政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を検討していると明らかにしていて、中国政府としては今回のようなイベントを通じて、開催に向けた国際社会の理解を求めるねらいもあるとみられます。
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