YTS山形テレビ
山形藩主・最上義光公の妹である「義姫」の没後400年に合わせ、木製の尊像が作られることになり、山形市で「のみ入れ」が行われました。この像の制作には「ある狙い」がありました。 土台に描かれているのが最上義光の妹、そして伊達政宗の実母である「義姫」です。肖像画は現存しないため、政宗の肖像画などを元に再現されました。2023年、没後400年を迎えるのを前に義姫を祀る仙台市の寺「少林山 保春院」で尊像を制作することになり、義姫の出身地である山形市でも、制作の安全を願う「のみ入れ式」が開かれました。 尊像の度台には樹齢200年から300年の木曽ヒノキが使用されていて、郷土史研究会のメンバーなどが少しずつ削っていきました。10代当主・最上義守の娘として生まれ、米沢伊達家の当主輝宗に嫁いだ義姫。尊像の制作には「ある狙い」がありました。 【少林山 保春院 三浦真人 住職】 「保春院さま(義姫)は悪女というイメージを持たれている場合がある。実際どうかというと、そうじゃなかった書物も見つかっている」 住職によりますと、義姫は伊達家の書物に息子・伊達政宗を毒殺しようとしたとの記載があったことから「戦国の鬼姫」とも呼ばれていましたが、その後 政宗との良好な親子関係が伺える手紙が発見されるなど異なる事実も見えてきたといいます。尊像制作には悪女のイメージを払拭し、後世に伝えたいという思いも込められています。 【少林山 保春院 三浦真人 住職】 「本当は慈悲深い方であったけど、意思がはっきりしていて強い方だったのでは」 【山形霞城郷土史研究会 伊藤藤夫 会長】 「まだまだ山形市民は知らない人が多い。ぜひ義姫さんを好きになってほしい」 尊像は2023年7月に完成し「少林山保春院」に安置される予定です。
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