新型コロナウイルス感染者の重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」について、熊本県は29日、県内で13日までに患者407人に実施されたことを明らかにした。このうち重症化したのは0・7%の3人にとどまり、県医療政策課は「カクテル療法は有効」としている。
県議会厚生常任委員会で報告した。カクテル療法は、体内でのウイルスの増殖を防ぐ2種類の中和抗体を組み合わせて点滴する治療法。県内では7月24日から今月13日までに33医療機関が実施した。
対象は12歳以上で発症7日以内の軽症か、比較的症状が軽い中等症の患者。保健所が慢性呼吸器疾患や肥満など重症化リスクがある患者を選び、カクテル療法を受けられる入院先を調整する。ワクチン接種を受けている場合は対象外となる。
重症化した3人のうち28日時点で2人が退院済み。残る1人は重症が続いているが、同課は「治療後1~2日で退院するケースも目立ち、病床確保にもつながっている」としている。(高宗亮輔)
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