磐田市の奇祭「見付天神裸祭」(国重要無形民俗文化財)が五日、始まった。初日は同市元天神町の本宮天神社で祭事始の神事があり、神に祭の始まりを報告した。
裸祭は例年、祭事始から八日間あり、浜辺で身体を清める「浜ごり」や、同市見付の矢奈比売(やなひめ)神社で上半身裸の男たちが押し合いへし合いする「鬼踊り」を繰り広げる。今年は昨年に引き続き、コロナ禍による自粛でいずれも中止し、神事のみ十一日に営まれる。
この日の祭事始には裸祭の保存会長、地元の保存会員や祭事部ら五十人ほどが参列。矢奈比売神社から訪れた久野隆宮司らが氏子をはらい清め、玉串をささげた。
地元自治会の鈴木肇自治会長(68)は「住民のコミュニティーのためには祭りのような核になるものが必要。今年も大勢の協力があり継承できて良かった」とほっとした表情を浮かべた。 (宮沢輝明)
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